7月14、15日は神戸で開かれた日本臨床整形外科学会に参加してきました。
一番最初のシンポジウムが「エコー装置の 今後の利用」とエコーに関する話題でした。
レントゲンやMRIで見えなかったものが見え、
エコーがなければ診断できない症例がたくさんあり、
治療面においてもエコーガイド下神経ブロック、関節穿刺、
病変部へのピンポイント注射、ハイドロリリースなど、
その効果は目を見張る物があるのですが、
まだ整形外科医の間でもエコーの有用性があまり知られてなく、
また保険審査も厳しく医療収入とはならないことが、
「整形外科エコー診療」の普及を妨げているようです。
今後は肉眼よりも広い範囲を見ることができるエコーの特性を活かし、
手術にも応用されていくとのことでした。