自動車の追突事故やバイク・自転車での転倒など、予期せぬ交通事故に遭われた直後は、誰しもパニックになってしまうものです。
「車は凹んだけど、体はどこも痛くないから大丈夫」 「軽い追突だし、少し首が重い気がするけれど様子を見よう」
そう思って、受診を後回しにしていませんか? 実は、交通事故の怪我で最も多い「むちうち(頸椎捻挫)」は、事故直後には痛まないケースが非常に多いのです。「むちうちは後からくる」と言われるのには、人間の体の仕組みに基づいた明確な理由があります。
この記事では、事故直後に痛みを感じにくい理由や、放置することのリスク、そして当院で行っている専門的な治療について分かりやすく解説します。「大したことない」と自己判断せず、ご自身の体と今後の生活を守るために、ぜひ最後までお読みください。

目次
交通事故に遭ったその日はなんともなかったのに、翌日や数日後、あるいは1週間ほど経ってから急に激しい首の痛みや頭痛に襲われる……。これがむちうちの大きな特徴です。なぜこのような時間差が生まれるのでしょうか。
原因は「脳の興奮」と「炎症の時間差」
事故の瞬間、人間の体は強い衝撃と恐怖により、極限の緊張状態に陥ります。このとき、脳内では「アドレナリン」や「エンドルフィン」といった、痛みを麻痺させる脳内物質が大量に分泌されます。つまり、怪我をしていないのではなく、「強い興奮によって痛みを感じなくなっている」だけなのです。
事故から時間が経ち、警察への連絡や保険会社とのやり取りが落ち着いてホッとした頃、脳の興奮が冷めて本来の痛みを認識し始めます。また、衝撃によって傷ついた首の筋肉や靭帯の「炎症」がじわじわと広がるのにも時間がかかるため、数日後に症状がピークを迎えることになるのです。
放置することの重大なリスク
「そのうち治るだろう」とむちうちを放置すると、以下のような深刻なリスクを伴います。
早期に適切な治療を開始することは、体の早期回復だけでなく、精神的・経済的な安心を守ることにも繋がります。
「むちうち」と一口に言っても、症状は首の痛みだけとは限りません。事故の衝撃は背骨を通じて全身に影響を与えます。以下の項目に一つでも当てはまるものがあれば、すぐに整形外科を受診してください。
これらはすべて、むちうち(頸椎捻挫や神経根症状)の代表的なサインです。「気のせい」で済ませず、専門医の診察を受けましょう。
整形外科クリニックである当院では、医師による医学的な診断と、リハビリの専門職(理学療法士・作業療法士)によるオーダーメイドの治療を連携して行っています。
① 的確な診断(レントゲン・触診)
まずはレントゲン撮影を行い、医師が骨折や脱臼、骨の並びに異常がないかを確認します。むちうちは筋肉や靭帯といった「レントゲンに写らない組織」の損傷がメインですが、骨に異常がないかをまず確認することが安全な治療の第一歩です。患者様の痛みの部位を丁寧に触診し、現在の炎症の度合いを正確に見極めます。
② 急性期の治療(保存療法・お薬)
事故直後から1〜2週間ほどの「急性期」は、無理に動かさず炎症を抑えることが最優先です。 痛みが強い場合は、消炎鎮痛剤(痛み止め)や湿布を処方するほか、必要に応じて神経の興奮を抑えるブロック注射などを行い、まずは辛い痛みを和らげます。
③ 回復期の治療(理学療法士・作業療法士による専門リハビリ)
炎症が落ち着いてきたら(事故後2週間頃〜)、いよいよ本格的なリハビリテーションが始まります。 当院では、国家資格を持つ理学療法士がマンツーマンでリハビリを担当します。電気治療器や牽引器で血流を促して筋肉の緊張をほぐし、ストレッチや運動療法を組み合わせて、事故の衝撃で硬くなってしまった首・肩・背中の関節の動きを段階的に取り戻していきます。
整骨院などで行われるマッサージとは異なり、医学的根拠(エビデンス)に基づいたアプローチで、根本からの回復と後遺症の予防を目指します。
リハビリの効果を最大限に高めるためには、ご自宅や職場での過ごし方も重要です。
Q1. 相手方の保険会社から「先に病院に行ってください」と言われました。どうすればいいですか?
A1. 保険会社への連絡と前後しても構いませんので、まずは当院を受診してください。受診後、保険会社に「〇〇整形外科を受診した」とお伝えいただければ、その後の治療費の手続き(一括対応)は保険会社と当院の間でスムーズに行われます。まずはご自身の体を最優先に考えて受診してください。
Q2. 他の病院や整骨院に通っているのですが、転院や併用は可能ですか?
A2. はい、可能です。「現在の病院が遠くて通いにくい」「整骨院に通っているが、しっかり医師の診察や投薬、専門的なリハビリも受けたい」という理由で、当院へ転院・併用される患者様はたくさんいらっしゃいます。紹介状がなくても受診可能ですので、お気軽にご相談ください。
Q3. 軽い追突事故で、相手とも物損事故として処理しました。それでも受診して保険は使えますか?
A3. 物損事故として処理されていても、体に痛みや違和感が出た場合は受診可能です。当院で「診断書」を発行いたしますので、それを警察署に提出することで「人損事故」へ切り替える手続きができます。これにより、自賠責保険を適用して窓口負担0円で治療を受けることが可能になりますので、物損だからと諦めずにご相談ください。
交通事故による「むちうち」は、後からじわじわと症状が現れる厄介な怪我です。「これくらい大丈夫」という我慢や油断が、数ヶ月後の長引く不調や後遺症を招いてしまうことが少なくありません。
事故に遭われたら、痛みの有無にかかわらず、まずは1週間以内に整形外科で専門的な診察を受けることが、早期回復への一番の近道です。
当院では、医師による正確な診断と、理学療法士による手厚いリハビリ体制で、患者様が事故前の健やかな日常生活に戻れるよう全面的にサポートいたします。少しでも首の違和感や体の不調を感じたら、どうぞお早めにご相談ください。
朝倉市周辺で交通事故による痛みや不調にお悩みの方は、当院へお気軽にご相談ください。![]()
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