みなさん、健康診断などで採血をされると思いますが、結果を見て気になる事などありませんか?
今回は見落とされがちな腎機能についてお話ししようと思います。
当院では主に、尿素窒素・クレアチニンを測定しています。
これらは、腎臓でろ過されて尿と一緒に排出される老廃物の一つです。これが体内(血中)に増えると腎臓でろ過される量の限界を超え、ろ過されずに血中に残ります。その量を測定しています。
この尿素窒素・クレアチニンの数値が上がると腎臓の機能低下を意味します。
悪化すると腎不全となることがあり、以下のような症状が出てきます。
お薬によっては腎臓や他の臓器に負担がかかる事もあります。
この数値が上がってきたら、強い薬は飲む回数を減らす・量を調節するなどの対応を行います。また腎臓に負担の少ないお薬へ変更も考えます。
このような薬の副反応のチェックのためにも、当院では採血が行われています。
ただし、腎不全のサインがでてるかもと思われた方は泌尿器科を受診される事をお勧めします。